長い間忘れていた胸の高まりに、エレンディスの心は震えていた。自分を解放できるのは、この男だけ。エレンディスは生命力に溢れ、燃えるような赤髪を持つ男ランドックに「一晩、私と過ごしてほしい」と告げる。一方ランドックも、エレンディスを見た瞬間に決めていた―彼女を己の花嫁にする、と。けれどその恋は、絶対に叶わない“荊”に縛られていて!?運命に抗う絶愛系エンドレスラブ。